医学教育推進講座は、2014年10月1日に福岡大学の医学教育を充実させるために新しく開設されました。
この講座の使命は、社会に貢献できる良き臨床医を育てるために、医学部医学科入学後の初年次教育から臨床実習まで6年間の一貫した医学教育の充実です。現在のスタッフは、安元佐和主任教授(小児科)、八尋英二准教授(循環器内科)、武岡宏明講師(総合診療部)の専任医師3名と教育技術職員5名、SPコーディネーター2名です。いずれの医師も豊富な臨床経験とリサーチマインドを持ち、医学教育に熱心な臨床医です。
講義では、医学部医学科1年生(M1)の医学概論(プロフェッショナリズム、コミュニケーション)と看護実習・C・C体験に始まり、医学部医学科2年生(M2)の臨床医学入門、医学部医学科3年生(M3)の地域医療体験実習、医学部医学科4年生(M4)の各科講義、症候・病態学などを担当し、TBL、プレゼンテーションなどを多く取り入れ、M1では入学3ヶ月目に模擬患者さんとの医療面接を実施しています。また、M4のCBTとOSCEの共用試験、医学部医学科6年生(M6)のpost clinical clerkship OSCEを計画、立案し、模擬患者の養成も行っています。
魅力ある私大医学部医学科として基礎医学から臨床医学の各講座との連携をはかり、福岡大学医学教育の扇の要として今後発展させていきたいと思っています。